第3部 その他の一般諾行事 第5節 収穫感謝会 感謝祭は毎年11月23日か、その前後に適宜執行する。農村においては、その年収穫した産物を講壇にならべるのもよい。また健康感謝会、受洗感謝会等を持つことは、恵みを新たにするので喜ばしいことである。その起源については、第3部19節の8を参照のこと。 賛美 聖歌 325「みなをばあがめて」 同 292「きょうまでまもられ」 祈祷 聖書 詩篇65篇 1 神よ。あなたの御前には静けさがあり、シオンには賛美があります。あなたに誓いが果たされますように。 2 祈りを聞かれる方よ。みもとにすべての肉なる者が参ります。 3 咎が私を圧倒しています。しかし、あなたは、私たちのそむきの罪を赦してくださいます。 4 幸いなことよ。あなたが選び、近寄せられた人、あなたの大庭に住むその人は。私たちは、あなたの家、あなたの聖なる宮の良いもので満ち足りるでしょう。 5 私たちの救いの神よ。あなたは、恐ろしい事柄をもって、義のうちに私たちに答えられます。あなたは、地のすべての果て果て、遠い大海の、信頼の的です。 6 あなたは、御力によって山々を堅く建て、力を帯びておられます。 7 あなたは、海のとどろき、その大波のとどろき、また国々の民の騒ぎを静められます。 8 地の果て果てに住む者もあなたの数々のしるしを恐れます。あなたは、朝<あした>とタベの起こる所を、高らかに歌うようにされます。 9 あなたは、地を訪れ、水を注ぎ、これを大いに豊かにされます。神の川は水で満ちています。あなたは、こうして地の下ごしらえをし、彼らの穀物を作ってくださいます。 10 地のあぜみぞを水で満たし、そのうねをならし、夕立で地を柔らかにし、その生長を祝福されます。 11 あなたは、その年に、御恵みの冠をかぶらせ、あなたの通られた跡にはあぶらがしたたっています。 12 荒野の牧場はしたたり、もろもろの丘も喜びをまとっています。 13 牧草地は羊の群れを着、もろもろの谷は穀物をおおいとしています。人々は喜び叫んでいます。まことに、歌を歌っています。 使徒の働き14章15-17節 「皆さん。どうしてこんなことをするのですか。私たちも皆さんと同じ人間です。そして、あなたがたがこのようなむなしいことを捨てて、天と地と海とその中にあるすべてのものをお造りになった生ける神に立ち返るように、福音を宜べ、伝えている者たちです。過ぎ去った時代には、神はあらゆる国の人々がそれぞれ自分の道を歩むことを許しておられました。とはいえ、ご自身のことをあかししないでおられたのではありません。すなわち、恵みをもって、天から雨を降らせ、実りの季節を与え、食物と喜びとで、あなたがたの心を満たしてくださったのです。」 箴言3章6-10節 あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれぱ、主はあなたの道をまっすぐにされる。自分を知恵のある者と思うな。主を恐れて、悪から離れよ。それはあなたのからだを健康にし、あなたの骨に元気をつける。あなたの財産とすべての収穫の初物で、主をあがめよ。そうすれば、あなたの倉は豊かに満たされ、あなたの酒ぶねは新しいぶどう酒であふれる。 (参考 出エジブト記22章29節、マラキ書3章7-10節、詩篇72篇16節) 祈祷 万物を統べ治めたもう全能の神よ、天の父は善い者の上にも悪い者の上にも日を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださいます。かくして、天より日の光と雨を与えて、実りの時を恵んでいてくださることを感謝いたします。 慈愛の御神は私たちに、霊の恵みとともに健康を与えられたばかりでなく、天候をも祝して私たちの勤労に報い、このように豊かな収穫を与えてくださいました。これはすべて全能者のご恩寵によるもので、私たちは今、ただ感謝と賛美に満たされて御前にいます。神よ、私たちの感謝と賛美を主にあって受け入れてください。願わくは主の尊い御恵みをあがめさせてください。主の御名によつてお祈りいたします。 アーメン。 感話(勤労者の所感談等があるとよい) 賛美 聖歌 481「ほむべきかな」 同 293「エホバに向かいて」 祈祷 主の祈り 頌栄 祝祷